薬剤師の起源
薬剤師の歴史を紐解いていくとかなり古い時代に遡りますが、現代の薬剤師の在り方としては、薬剤を専門的に扱う職業でありますので、治療や調剤を同時に行っていた様な時代を除外し、薬剤の専門家としての薬剤師が生まれたのは、どの様な起源になるのでしょうか。
薬剤というのは、元々、医者が患者の治療を行う為に使用していたものですので、薬剤師という観念はありませんでしたが、中世のヨーロッパでは、薬剤による暗殺が横行しており、暗殺者が医者に化け、処方した薬を毒薬に変える事で容易に暗殺する事が出来たのです。
そして、当時の王様が暗殺を恐れた為に、医者は診断するだけに留まり、薬剤を作る人間は別に設ける事を法律で義務付けたのが、現在の医薬分業の起源と言われており、その時に作られた、調剤を専門に行う職業が、薬剤師の始まりでもあります。
ちなみに、日本ではつい最近まで、医薬分業が徹底されていなかった為に、薬剤師が生まれる前は、薬屋といえば、薬剤を製造する業者などの事を指していました。